2008/12/3(現地時間)に、Python3.0がリリースされた。
http://www.python.org/download/releases/3.0/
この機会に本気でPythonを勉強してみようと思う。
早速インストールしてみる。インストーラは上記URLのページから。Windowsの場合は「Windows x86 MSI Installer (3.0)」か「Windows AMD64 MSI Installer (3.0) 」のどちらかを選択。ダウンロードしたものを実行してクリック、クリック。
今回はLinuxへのインストールに挑戦してみる。同URLから「Gzipped source tar ball (3.0)」を選択してダウンロードし、展開する。展開後はソースからのインストール。インストール先は/usr/lib/python3.0を指定した。
$ tar xvzf Python3.0.tgz $ cd Python3.0/ $ ./configure --prefix=/usr/lib/python3.0 $ make $ sudo make install
インストールの最後には、以下のようなメッセージが表示された。既にバージョン2.xがインストールされているなら、フルインストールはお勧めしない。
* Note: not installed as 'python'. * Use 'make fullinstall' to install as 'python'. * However, 'make fullinstall' is discouraged, * as it will clobber your Python 2.x installation.インストールが成功すると、/usr/lib/python3.0/bin/配下にバイナリpython3.0 があるので、それを実行する。するとインタラクティブモードで起動する。
Python 3.0 (r30:67503, Dec 4 2008, 22:58:26) [GCC 4.2.4 (Ubuntu 4.2.4-1ubuntu3)] on linux2 Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information. >>>
遊んでみよう。
大好きなHelloWorld
>>> print('hello world') hello world
電卓としてつかったり
>>> 3+4 7 >>> 80/4 20.0
「3」にちなんで、なべあつってみたり
>>> for i in range(10): ... if (i % 3) == 0: ... print(i, 'あほ') ... else: ... print(i) ... 0 あほ 1 2 3 あほ 4 5 6 あほ 7 8 9 あほ
最初のHelloWorldについて、今までのバージョンでは
>>>print 'hello world'
として実行できたが、3.0からはエラーとなる。print「文」が廃止され、print「関数」として定義された為。今までのバージョンアップでは互換性を重視してきたが、3.0では互換性を犠牲にしてでも理想的な設計を目指したらしい。
「Python 3.0って何がすごいの?」という方は,以下の記事などをお読みいただけるとよいと思います:-D。もっと知りたいPython3000
Python 3.0 リリース! — TRIVIAL TECHNOLOGIES 2.0
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