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WindowsのEmacsでtwittering-modeを使う

Sapporo.elでtwittering-modeを使ったが、Windowsではauto-installを使ってのインストールはできなかった。インストール手順をまとめてみる
  1. ソースをダウンロード
    twittering-modeからソースファイル一式をダウンロードする。sourceforge.netからダウンロードできる。githubでも良いだろう
  2. ダウンロードしたファイルを配置
    ~/.emacs.d/配下に展開して配置する(ここ以外でも良い)。大抵は「C:\Users\<user>\AppData\Roming\.emacs.d\」配下だろう(Windows7の場合)
  3. init.elを編集
    以下の2行を追加(1行目のパスは手順2で配置したパス)。
    (add-to-list 'load-path "~/.emacs.d/site-lisp/twittering-mode")
    (require 'twittering-mode)
  4. M-x twitで起動
    追加したinit.elを評価、またはEmacsを再起動して、M-x twitと入力すると起動する。
    以下画面が表示されtwittering-modeを認証する手続きから始まる。表示されたURLにブラウザでアクセスすると表示される数字をEmacs上で入力すればよい。
    Authorization via OAuth
    
    1.Allow access by twittering-mode on the below site.
    
      https://api.twitter.com/oauth/authorize?oauth_token=<認証のトークン>
    
    2.After allowing access, the site will display the PIN code.
      Input the PIN code at the below minibuffer.
  5. twitteringする
    認証が成功すればタイムラインがEmacs上に表示される。
これでとりあえずは使用できるが、Emacsを閉じるとまた手順4の認証が必要になってしまう。GnuPGを使ってアカウント情報を保存することができる。
  1. GnuPGをインストール
    GnuPGからダウンロードしてインストール。インストーラが用意されているので、それにしたがってインストールすれば良い。
  2. GnuPGインストールディレクトリにパスを通す
    環境変数のPATHにGnuPGをインストールしたディレクトリを追加する。環境変数の編集は[コントロールパネル]→[システム]→[システムの詳細]で[システムのプロパティ]ダイアログを表示し[詳細設定]タブの[環境変数]ボタンから。
    パスを通しなくない場合は、init.elに以下を記載する
    (add-to-list 'exec-path "")
  3. init.elを編集する
    (setq twittering-use-master-password t)
  4. M-x twitで起動
    再度認証となるが、認証完了後に今度は「Passphrase for symmetric encryption:」と表示されるはず。ここで適当にパスフレーズを入力する。続いて「Confirm password:」と表示されたら今入力したパスフレーズを入力するとタイムラインが表示される。次回起動時はこのパスフレーズを聞いてくるのでそれを入力すれば良い。

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